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切らない・手術をしない膝関節症の治療|「APS療法」とは?


「膝の変形が酷くて痛い……」

「できれば手術しないで膝を治療したい……」


変形性膝関節症が進行すると、リハビリや痛み止めでの治療は難しくなります。

痛みを何とかしたくとも、手術には抵抗がある方も珍しくありません。

このような悩みは「APS療法」で解決できる可能性があります。


この記事では、再生医療のひとつであるAPS療法を詳しく解説します。

治療の流れや費用についてもまとめましたので、興味のある方はぜひご覧ください。


■膝関節症の切らない治療「APS療法」とは? 


APS療法は、関節や靭帯などを手術せずに治療する「再生医療」の一種です。

血液から抽出した再生成分(APS)を利用して再生を促し、体にメスを入れることなく関節を修復することが期待できます。


以前までは、変形性膝関節症などによって軟骨が擦り減った関節は、人工関節への入れ替えや骨を切る手術を行うのが一般的でした。

現在でもこの方法は用いられていますが、手術に対して抵抗がある方も多く、治療に踏み切れないケースも多く見かけます。


APS療法の登場によって、手術をすることなく関節の軟骨を再生し、痛みを改善することが可能となりました。

この治療法は2021年に認可されたばかりですが、第2種再生医療等技術(人に実験された例のある再生医療)であることから、信頼できる治療法として選択され始めています。


■APS療法の仕組み 


APS療法では、以下のような仕組みで組織を再生します。


  1. ①APSを採取するために採血を行う

  2. ②血液を遠心分離機にかけAPSを抽出する

  3. ③抽出したAPSを患部へ注入する

  4. ④組織が再生しはじめる

  5. ⑤症状が緩和し、数ヶ月効果が持続する


APSを注入後は、早ければ1週間ほどで効果が現れ始めます。

治療効果には個人差がありますが、3~6ヶ月効果が持続するケースもあり、膝の痛みを長期間抑える効果が期待できるでしょう。


■APS療法はどんな人が受けられる? 


以下のような条件に当てはまる方は、APS療法の適応になります。


  • ・長期間治療を続けても痛みが変わらなかった方

  • ・手術が必要な状態だが、抵抗がある方

  • ・手術が必要な状態だが、やむを得ない事情があり受けられない方


特に変形性膝関節症は、ヒアルロン酸の注射やリハビリを長期間続けても、痛みが変わらないケースがあります。

これは、関節の破壊が進んでおり、保存療法では効果が得られなくなっているためであり、治療のために手術を提案するケースも多いです。


しかし、手術への恐怖心がある方や、薬物アレルギーがあるために手術が受けられない方、家庭の事情ですぐに手術できない方など、さまざまな理由から手術が実施できない場合もあります。

このような条件に当てはまる方は、手術せずに痛みの改善が見込めるAPS療法が適しているといえるでしょう。


■APS療法の注意点


APS療法には、治療実施後にいくつか注意する点があります。


  • ・治療後に腫れや痛みが出る場合がある

  • ・痛みが出ても消炎作用のある薬は使用できない

  • ・治療後はしばらく患部へ負担をかけないように気を付ける必要がある


APS療法実施後、稀に腫れや痛みが出現する場合があります。

このような場合は患部を冷却するなどし、症状が落ち着くか観察します。


なお、腫れに対して消炎作用のある薬を使用すると、治療効果が低下する可能性があるため注意が必要です。

鎮痛剤を使用する場合は、抗炎症作用のない薬を使用するため、医師へ相談してください。


また、治療後は患部へ負担をかけすぎないようにしましょう。


■当院におけるAPS療法の流れ 


『えさき整形外科リウマチ科』では、希望する方へAPS療法を提供しております。

当院におけるAPS療法の流れは以下の通りです。


  1. ①少量の血液を採取する(26~55ml程度)

  2. ②遠心分離機でAPSを抽出する(30分)

  3. ③患部へAPSを注射し終了


当院では、場合によってAPSの採取・分離・幹部への注入を検査日の当日に治療を行うこともできます。

治療日時は予約制であり、事前にスケジュール調整が必要ですが、治療自体はすぐに終わります。

事前の診察時に治療内容を詳しく説明するため、不安なことや治療効果に対する疑問がある方は、お気軽にご相談ください。


■APS療法は保険適応で受けられる? 


APS療法は現状、保険適応外の治療法となるため全額自費で受けていただくことになります。


当院のAPS療法 価格

価格

内訳

300,000円

診察料、採血・注射施術料、APS/PRP製技術料、精製キット他諸材料費など含む


■膝の痛みにお悩みならAPS療法もご検討ください


変形性膝関節症の方をはじめとし、手術が必要な方は多くいらっしゃいます。

手術に抵抗がある方、受けたくても手術を受けられない方は、新たな選択肢であるAPS療法を検討してみるのもよいでしょう。


当院では治療の安全性や効果を吟味したうえ、責任を持ってAPS療法を提供しております。

治療にお悩みの方、手術以外の治療法を希望される方は、ぜひお気軽にご相談ください。


えさき整形外科リウマチ科科
医師

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